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姿勢筋緊張の亢進

脳卒中による片麻痺の方で麻痺側・非麻痺側の筋緊張が高い方が見える。
片麻痺に生じている筋緊張の異常は、
中枢神経の障害をベースにしながら、支持面と重力に適応しようとした結果だと考えている。
一見、姿勢が非対称で、悪い姿勢のように見えても、
姿勢を保つことができているのなら、
その姿勢は本人にとって意味のあるものである。

しかし、臨床の中では姿勢を保持することができず、
臥位でも座位でも肢位を問わず、
頸部伸筋、上肢屈筋、体幹胸壁、下肢の伸筋(または屈筋)の筋緊張が高い方に出会う。
そのような方はその姿勢筋緊張によっても姿勢を保持することができず、
その姿勢筋緊張が意味のないように思える。
高次の脳からの抑制が取り除かれた結果、そのようになってしまっていると解釈しても良いが、
それではその問題を解決するには、脳を元に戻すしかないということになってしまう。

そのような姿勢を選択しているからには、何らかのメリット(理由)があるのではないか。
どのような理由が考えられるのだろう。
もちろん、姿勢を保持できないことからも、
重力・支持面に対して自身がどのような状況にあるのかが分からない、
feed backが機能しない場合に、
feed forwardを働かせ、倒れない姿勢を動かない姿勢をとっているということは考えられる。

そのような方の麻痺はとても重い。
おそらく発症直後には、体幹の麻痺により呼吸をすることにも困難が生じたのではないか。
頸部の伸展により、気道を拡げ、頸部周囲の筋を呼吸筋として働かせ、
まだ機能する片側の体幹筋を働かせるうちにそのような非対称姿勢となってしまったのではないか。

そう考えると、
呼吸筋は姿勢筋としての作用も高いことからも、
呼吸の安定が姿勢を改善する糸口となるのではないだろうか。

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